まずはあなたの安全確保が第一です。
また、眠れない、食べれない、不安や怖くてたまらないなど
いつもとは違うこころの状態になることもあります。
そんな時は無理をせずにからだとこころを休ませてください。
あなたが今一番望んでいること、一番悩んでいることはなんでしょうか?
なごみはいつでも相談にのります。

証拠保存

あなたの身体や衣服に、犯人の証拠が残っている可能性があります。
それは、早い段階で保存しておかないと無くなってしまうので、
とって保存しておく必要があります。

• 被害時に着ていた洋服、下着は、1枚ずつ袋にいれて口をしっかりしめて下さい。
• 身体についたものを拭き取った、ハンカチ、ティシュ、タオル等も、捨てずに、袋にいれて口をしっかりしめて下さい。
• 病院、警察へ行く前に、シャワー、入浴、着替え、うがい、飲食等をなるべくしないで来所して下さい。

あなたは今、警察に届けをすることを迷っているかもしれませんが、なごみは、あなたが被害の届け出を決断するまでは、あなたの許可なく警察に名前を知らせることはしません。
まずは、証拠の保存をお勧めします。

身体におケガはありませんか?
性感染症の心配はありませんか?
女性の方は妊娠の恐れはありませんか？
私たちは、被害後の身体的ケアに関するご説明やご相談、病院への手配や付き添い支援を行っております。

診察・治療

身体にケガがある場合は、病院で診察・治療を受けることができます。
また、受けたくない治療を無理に受ける必要もありません。

ご自身のからだとこころを最優先に考えてください。

緊急避妊薬の処方・妊娠検査

被害後72時間以内（3日以内）であれば、緊急避妊薬を病院で処方してもらい、
服用することで、妊娠の可能性が低くなります。
＊ただし、100％避妊できるわけではありません。
内服後3週間以上経っても、月経が来ない場合は妊娠の可能性があります。
また、通常の月経時より出血量が少ない時も、産婦人科の受診が必要です。

性感染症の検査・治療

性感染症（ＳＴＤ）は性行為によって感染します。
口腔や肛門でも、感染する可能性があります。
感染症は、早くみつけて、治療することが大事なことです。

HIV／エイズをはじめ、性感染症の種類によっては、保健所で匿名・無料で検査を受けることができます。 検査機関によって異なりますので、事前にお問い合わせの上、検査を受けてください。

不安や恐怖や不眠、食欲低下などが現れるかもしれません。
これは、被害にあった方にとっては当然のことで、こころが正常に反応しているのです。
それをずっと我慢し続けることはストレスになります。できるだけ早くご相談ください。

犯人の逮捕及び処罰

犯人を逮捕して処罰させるための最初の入り口が警察です。被害届を出して、事件の状況を話し、証拠を提出することになります。

私たちは、性暴力に理解のある弁護士と連携しています。
弁護士に相談したい、とりあえず弁護士の説明を聞いてみたい場合は、まずはご相談下さい。

刑事手続き

加害者を処罰するための手続きです。

民事手続き

民事訴訟とは、被害にあわれた方と加害者との間の裁判（訴訟）です。 被害を受けたことで感じた嫌な思い、苦しさや辛さについて、加害者に何かを負担を負わせたい、何か請求したい、
ときに出来ることは、お金を請求することしか方法がありません。
このお金の請求は、加害者に対して、あなたが受けた被害による辛い思いや苦しさを、
「損害」として賠償（お金の支払）を求めることができます。